ジョンジス:2016/04/12
先月韓国から日本に来て、4月にガナシス入社された
ジョンジスさんの読書レポートを紹介します。
「日本で働く外国人のためのビジネスマナー」
この本を読み、日本では基本的に相手に対する配慮が強いことを感じました。
返答をするときも「いいです」、「結構です」などの複数の意味がある言葉を使用します。
曖昧な感じを与える表現でもありますが、直接的にはっきり断る意思を示さず、
相手の心を傷つけない配慮が見受けられます。
メールや電話をするときも「いつもお世話になっております」というような
定型的な文章を使いますが、
これは日本文化に根付く「礼儀正しさ」と「丁寧さ」に基づくものです。
このような「丁寧さ」は店でも見ることができます。
例えば丁寧な商品の包装や、飲食店ではおしぼりを出すことなどです。
遠くへ行って帰ったときには地域の特産物などのお土産を買ってプレゼントします。
行った所の楽しみを分かち合ったり、会社での不在のお詫びを表現します。
日本人は責任感があり、会議などで「できます」と答えるときは本当にできる場合です。
韓国ではまず「できます」と答えて方法を探すときもありますが、
日本ではすぐ答えず、もう少し考えて相談してから返事をします。
この方法はより時間がかかるかも知れませんが、十分考えた結果であり、
より信頼性があります。
日本人ははっきりと言わず、曖昧な表現で相手の気持ちを考えて丁寧に応対します。
私も日本では必要に応じて婉曲な表現をしようと思いました。
また礼儀をもって行動しなければならないと感じました。