1.PCL(Program Check List / プログラムチェックリスト)
PCLとは、ソフトウェア開発において、出来上がったプログラムが仕様通りに動作するか調べるために作成する検査項目のリスト。様々なテストケースを想定して、どのような値や条件を与えるとどのような出力が得られるべきかを記述する。
稼動時に想定される条件に対して適切な出力を返すかだけでなく、異常な値などを投入した際に適切にエラー処理などが行われるかどうかといった点も列挙する必要がある。PCLの網羅性次第でテストの品質は大きく左右される。
2.エビデンス(Evidence)
エビデンスは証拠、根拠、証明という意味です。
テスト工程において、システムが設計通りに動作していることを示す証拠となるログやデータファイル、画面キャプチャなどの作業証跡を指します。
エビデンスは、システムやプログラムが想定した通りの動きをしていることを証明する重要なデータであり、また、実施したテストの正当性を示す資料にもなります。
3.シナリオテスト
シナリオテストとは状況設定や業務の流れの一例(シナリオ)が用意してある状態で、そのシナリオ通りにシステムを動かして問題が発生しないかを確認するテストのことです。実際に業務で起こりそうな状況を用意し、それに対してシステムが問題無く動作するかを確認するのがシナリオテストです。総合テストで主にします。例えば、管理者の立場でユーザの機能についてテストすることで、問題なのかをテストすることです。
4.マトリックス (matrix)
何かを表にまとめようと思ったときに一般的に使う形式の表です。
行と列があって、その交点に書き込みをしていくタイプの表が「マトリックス」です。
マトリックスは、テストケースを作ったりする際に重宝します。それぞれの事象をパターン分けしたいときに便利です。
5.ステッブ
ステッブはLOC(Line of Code)と呼ばれます。製造するとき、ステップはいくらしましたかと質問されて言います。一つのクラスで平均250~500個です。一つの画面で25個が必要です。
6.ER(イーアール)図は「Entity Relationship Diagram」
ER(イーアール)図は「Entity Relationship Diagram」の略で実体関連図のことをいいます。
特にリレーショナルデータベースの実体(Entity)と関連(Relationship)を表現するために使われます。
「実体」とは、「紙」「えんぴつ」など世の中に存在する全てのものを指します。
「関連」とは、「書く」「打つ」など、実体と実体の関係や、実体に対して操作することを指します。このような実体や関連を設計する際に作られる図がER図です。
ER図は一般的に「概念データモデル」、「論理データモデル」、「物理データモデル」という、3段階の手続きに分けて作成していきます。線は「リレーション」、四角形は「エンティティ」、四角形の中は「アトリビュート」、<は「かーディナリティ」の意味です。
・単体試験(UT)は、関数、メソッドなどの小さな単位で行うテストのことである。単体テストは、関数の場合には基本は黒箱試験である。黒箱試験が済んだものの品質を確保するために白箱試験を行う。「Unit Testing」の略である「UT」と呼ぶことがある。また、開発現場によっては「CT(和製:Coding Test)」や「PT(和製:Program Test)」と略すこともある。
・結合テスト (IT)とはシステム開発における工程のひとつであり、それぞれの機能が連携しても、システムとしてきちんと動くを確認するテストが結合テストです。「Integration Test(インテグレーション・テスト)」や「Joint Test(ジョイント・テスト)」と表現される場合もあります。
・総合テスト (ST)とは作ったシステム開発における工程のひとつであり、全体的に確認するテストのことです。プログラムを単独ではなく、他のプログラムやハードウェア、通信ネットワーク、データベースなどと組み合わせて実施するテスト。開発環境と実行環境が異なる場合には、実際の実行環境を使って行うこともある。顧客にしか実際の実行環境がない場合には、顧客環境で行う場合がある。
・テストと画面キャプチャのツール
1.【Selenium】初心者から上級者まで利用出来るテスト自動化ツール
2.【Appium】スマホアプリのテスト自動化を行うなら
3.【Apache Jmeter】負荷テストを行うなら
4.【Jenkins】継続的に自動テストを実行するなら
その他Jubula、JUNIT、Seleniumなど
画面キャプチャーにはPrintScrollやスナップショット、Snipping Tool、WinShot、SnaGitなどがあります。